こんにちは。桐谷です。
「英語が話せるようになってほしい」
「将来、世界で通用する子になってほしい」
「いつか海外の人たちと対等に話せるように──」
そんな風に願うお母さんの気持ちに、私は何度も出会ってきました。
それは、ただの「理想」ではなく、
心の奥底から湧き上がる、子どもの未来への愛だと思います。
でも今日は、あえてこんな問いを投げかけさせてください。
「その想い、行動につながっていますか?」
「願っている」ことと、「備えている」ことは、違う
- 英語に触れさせたい
- できれば話せるように育ってほしい
- 将来、世界で生きていける力を持たせたい
多くのご家庭が、そう「願って」います。
でも、「そのために今、具体的にどんな時間を過ごしているか?」と問われると、
答えに詰まってしまうこともあるかもしれません。
そして、気づかないうちに
「英語の習い事に通ってるから安心」
「小さいうちに始めたから大丈夫」
「やってはいるけど、成果は見えてない」
と、やってるつもりになってしまっていることも…。
世界とつながるためには、「聞ける」だけでは足りない
今、英語教育の現場では「英語を使えるように」という意識が少しずつ広がっています。
でも、実際に世界とつながるためには、こんな力が必要です。
- 自分の意見を英語で言えること
- 違う文化や価値観を理解しようとする姿勢
- 話しかける勇気、聞き返す勇気
- 「何を伝えたいのか」を持っていること
つまり、英語力そのものだけでなく、「自分の言葉」と「対話する心」が育っているかどうかが、鍵になるのです。
おうち英語で「世界とつながる力」を育てるヒント
「世界に目を向ける習慣」を家庭に
たとえば:
- 世界の国について調べてみる
- 海外の子どもがどんな生活をしているか話し合う
- 英語で子どもニュースを見てみる
英語を「言語」としてだけでなく、「世界との入口」として扱うことが、
英語=つながる手段 という感覚を育てていきます。
「英語を通して、何を伝えるか」を意識する
- 英語の作文に自分の考えを入れてみる
- 好きなこと・興味のあることを英語で話す練習をする
- 感想や気持ちを表現する英語表現を覚える
英語の先に、「伝えたいもの」があるかどうか。
それが、ただ話せる英語と、世界とつながる英語との分かれ道です。
お母さん自身が「つながる力」に関心を持つ
- 外国人の英語を聞いて「どんな気持ちになる?」と子どもと話してみる
- 自分の知らない国について子どもと一緒に学ぶ
- たどたどしくても、親も英語で一言話してみる
英語に対する親の姿勢は、
子どもが英語をどんなものとして受け取るかに強く影響します。
英語は、「子どもを世界につなげるパスポート」になる
でも、それは持っているだけでは意味がありません。
そのパスポートでどこに行くか、誰と会うか、何を話すか──
その「中身」を育てるのは、毎日の小さな行動の積み重ねです。
最後に
「英語で世界とつながる子に育てたい、という想いは、
日々のどんな行動になって現れていますか?」
理想を描くことは、大切です。
でも、未来をつくるのは、「今日、何をするか」です。
たった5分の英語の対話でも、
ひとつの「Why?」という問いかけでも、
親が見せる「学ぶ姿勢」でも、
それらすべてが、
子どもが英語を「自分の翼」に変えていく土壌になっていくのです。